市民活動、やってます
昨年の9月に、(埼玉県)和光市チームSDGs「わこサス」という市民団体を立ち上げました。これは私の一つの思いを表現したチーム。市民活動としてSDGsを実現しようと思ったら、どんな活動になるのかな?という問いを、現実化したものなのです。
チームSDGsが徐々に動き出す! - SDGsをリアルに実現!
これは、以前に作ったボランティア団体の「勉強カフェわこう」(中学生の無料学習支援事業)や
コロナ禍で大変な医療機関にありがとうを伝える活動がリソースとなっています。
「ありがとう循環プロジェクトわこう」 - SDGsをリアルに実現!
ありがとう循環プロジェクトわこう その2 - SDGsをリアルに実現!
そのチームで、現在さまざまなプロジェクトが同時進行的に走っています。
・そらよみヤミー(青空図書館&子ども食堂)
・エシカルファッショ部(お洋服交換会など)
・畑活部(コンポストの普及と畑活動)
・多文化部(外国の文化との掛橋となる活動)
これらのプロジェクトにはリーダーがいて、そのリーダーの思いを実現する活動になっています。
そして、本日は、「そらよみヤミー」(青空図書館&こども食堂)のイベントの日。
子ども食堂はコロナ禍でまだ実現できませんが、今回は青空図書館とフードドライブ(本の寄付と食べ物の寄付)を実施させていただきました。
キッチンコンポスト 3日後どうなった?!
キッチンコンポストについて、カミングアウトした先日。
(先日の記事はこちら↑)
結構大量の生ゴミを入れてしまいました。
それが、どのようになったのか、ご報告しようと思います。
翌日(1日目)の朝
朝起きてキッチンにいくと、キッチン全体が森の匂い(土のいい匂い)が漂っていました。コンポストを見てみると、温度が高くなって、微生物ちゃんたちが一生懸命生ゴミ(有機物)を食べて活動していることが想像できました。手を入れると、気持ちのいい温かめの温泉くらいの温度だったので、おそらく42度くらいだと思われます。なんだか、全体がもくもくと湯気がたっているような、モワモワした空気が漂っているような、そんな感じでした。やっぱりこの子達、生きてる💕(写真取り忘れ)
2日目
昨日たくさん入れたので、今回は混ぜるだけ。昨日ほど活動的ではないものの、真ん中の部分はふんわり暖かい感じをキープ。
3日目(本日の朝)
今日まで何も入れないつもりが、いつものくせで、シンクの排水溝のところにたまる小さな生ゴミをうっかり入れてしまうというハプニングあり💦
どうかな、1日目から減ってる感じ、しますかね?
ビフォー、アフターを写真でご覧ください。
玉ねぎの皮はファイトケミカルがたくさんなので、分解に時間がかかります。玉ねぎの皮と大きいものが残ってる感じでしたが、写真ではわかりにくい?
混ぜてる感じは確実に減っているんですけどねー💦
このまま新しい生ゴミを入れずに、数日様子をみることにします。
今朝、こんなに汗をかいていましたっていう写真も載せます。
水分がこんなふうに滲み出てきます。
金網の下に引いている黒いゴム部分には、水滴がたくさんついていました。
皆さんが段ボールでコンポスト作る時には、段ボールを2重にすることを深くおすすめします!
キッチンコンポスト、実験中。
突然ですが、キッチンコンポスト、はじめました。
キッチンコンポストって、知ってます?
キッチンで、生ゴミを処理(堆肥化)できるキットのことです。
どうして生ゴミ(有機物)が堆肥化するか。それは、基材(土、米糠、ピートモスなど)に含まれている微生物たちが有機物を分解して、土に戻してくれるからです。
私は段ボールを使用しています。基材は、和光市環境課のレシピで。
家の外にも、大きなコンポストがありますが、
外にある分、冬は微生物の動きが悪くなり、分解が遅くなっていました。それで、キッチンコンポストの導入を決意したというわけです。
コンポストにはこんな利点があります。
- 生ゴミを処理することができるので、ゴミが減る。
- ゴミ箱の中の、生ゴミの悪臭から開放される。
- ゴミ捨ての時に、生ゴミから出る水分が袋にたまって、ぽたぽた落ちたりしますが、それがなくなる。
- 堆肥を自作でき、庭や畑、プランターで使える。
特に、悪臭や、生ゴミから出る水分でいやーな思いをしてきたので、それから解放されるというだけで本当にコンポストを作る良さを実感しています。
さらに、環境的にも、こんなにいいことが!
- ゴミが減るので、自治体で焼却するゴミの量が減る。
- ゴミの量だけでなく、水分量が減るため、焼却処理をするときに発生するCO2を減らすことができる。
私個人としては、コンポストで生ゴミがリアルに土にかえっていく過程を見ることで、自然の循環を感じることができ、「自然って無駄なものがないんだなぁ」という自然への畏敬の念が湧いてくるってことがいいところだとも思っています。
3月に初めて、ほぼ1ヶ月経ちました。
現在はこんな感じ。
主なものは分解され、少し大きめのものや硬い部分がまだ残っているという感じです。
どこにあるかというと、キッチンのゴミ箱の下にスペースを作り、設置しています。キッチンで出る生ゴミをすぐに投入できるという利点があります。
ただし、この中にいる微生物ちゃんたちは、生きていまして、常に呼吸もしているんですね。なので、水分が段ボールから出てきます。特に底から。
ということで、写真のように、底上げとなっております。(これだけでは少し高さが足りず、新聞紙が結構びちゃびちゃになっていることを今朝発見しましたので、さらに工夫が必要ということがわかりました)※段ボールは二重がおすすめ!
驚くべきことに、この中は常に35度からおそらく42度くらいのぬるま湯のような温かさがあります。微生物ちゃんたちが働いてくれている証拠です。
温度が高くなるまで、はじめてから10日ほどかかりました。なかなか温度が上がらない場合は、油を入れると活性化します。私は天ぷらの廃油を入れました。
今日は、600グラムほどの生ゴミを投入!
これをよく土とまぜておきます。
スコップを使うという人も多いかと思いますが、私は段ボールを壊さないため、また、微生物ちゃんたちの温度を肌で感じたいため、ゴム手袋を使ってまぜています。
さて、今日入れた生ゴミが、今後どうなっていくのか、
またブログで紹介しようと思います。
お楽しみに!!!
食とも繋がっている地球温暖化
突然ですが、お肉は好きですか?
私は大好きです。すき焼き、ステーキ、焼肉、ハンバーガー・・・美味しいですよね。
ところが、気候変動への対策や地球環境を守りたいと色々勉強していくと、これらの問題を解決するためには、「肉」が絡んでいるという現実に突き当たります。(もちろんそれだけではありませんが)
実は私、恥ずかしながら、「ヴィーガン」とか「ベジタリアン」の人たちは、宗教上の理由とか、健康上の理由でそういうライフスタイルを選択しているのだと思っていました💦
ところが、そうではなく、地球環境を守るためにそのライフスタイルを選択しているのだということに気がついたのです。
初めて知ったときには、少しショックを受けました・・・😫
今まで私は知らなかったことで、選択することもできなかった。選択できなかったことで、実は地球環境問題に加担していたと。
知る事って大事だ!
知った上で、選択する。そんな生き方をしたい、そう思いました。
で、毎日のように食べているお肉がどういう風に地球環境に影響しているのか。
https://www.greenpeace.org/japan/sustainable/story/2019/06/18/9049/
グリーンピースジャパンのこのサイトによると・・・・
そもそも、工業型畜産(過密で育てる、薬使用、効率化のための高カロリーの餌使用など)が私たちの健康や動物福祉の観点から疑問視されているのですが、さらに下記のことがわかってきています。
●工業型畜産の地球温暖化のインパクトは、全体の14%にあたり、地球上の全ての乗り物(車、飛行機、船など)から排出される量に匹敵する
●家畜の餌である飼料を育てるために、森や熱帯雨林を伐採し、地球温暖化に拍車をかけた
●何もしなかったら、2050年までに畜産と関連農業で全体の温室効果ガスの52%まで増えるだろうと予測され、平均気温を1.5度以内に抑えるという世界の目標は叶えられなくなる=さらに気候変動がひどくなっていく
お肉を消費することが、どうも確実に地球温暖化に繋がっていて、私たちはお肉の消費を考えていかなければならない時期にきているということに認識を新たにしました。
一番インパクトが大きいのは、牛肉だそうです。お肉1キロにつき、発生させる温室効果ガスを二酸化炭素に換算した場合、23〜39kg。
豚肉の場合、5〜8kg。鶏肉で2〜3kg。
で、私は、牛肉の普段使いをやめました。
でも、お正月やお誕生日など特別な時は食べますよ。
お魚を最低でも週に1回夕食に食べるようにしました。(今までは夕食にはあまり出さなかった)
豚肉・鶏肉は使っていますが、量を減らし、野菜と一緒に調理するようにしました。
ヴィーガンやベジタリアンは無理でも、減らすことはできる。今はそんな食のあり方を選択しています。
ま、肉を減らした方が健康にも良いらしいですし・・・
さて、あなたは、どんな選択をしたいですか?
女性蔑視発言から考えること
今、JOCの会長、M氏の発言が世界中を巡り大きな問題になっています。
「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかります。」という発言が、女性の社会参画を否定しているかのようであり、女性蔑視だと避難されています。
私も、彼の発言は女性蔑視だと思うし、彼のような公人が公の場でそのような発言をしてしまうのは、非常に残念としか言いようがない。
彼は撤回もしましたが、「(女性蔑視の)意図はなかった」って、それは、意図がなくそういう発言が出ちゃう方がまずいと思うー。だって、そもそもそういう女性蔑視の精神を思考のOSとしてもっているんだから。それはバージョンアップなり、OSを入れ替えるなりしないといけないでしょう。
でもこれ、彼だけの話ではないし、老害の話だけでもないと思うんです。
私は40代ですが、私の生活する環境では男女の違いを感じることが非常に多かったように思います。
- 学校の先生は「男なんだから泣くんじゃない!」と言っていたし、
- 私は「女の子なのに、おてんばねー」なんて近所のおばちゃんに言われていたし、
- 女は愛嬌があれば生きていけると言っている人もいました。(愛嬌がない私はどうやって生きていけばいいんだ!笑)
- 男の子色、女の子の色なんて決まってて、水色を選んだ私は、友達に「女の子なのに!」と言われたり。
未だに日本にはそんな文化がまだまだ残っていますよね。
こんな社会になったらいい
私にはこんな社会になったら素敵だなという理想があって。
男女関係なく、障害のあるなしも関係なく、性的嗜好にも出身国も関係なく、社会で、自分の好きな道で、生活したいと思う場所で、自分の力で、周りの人と協力しあって生きていくこと。
自分の周りにはいろんな人がいて、それが「多様性」と言われるもので、そんな人たちとコミュニケーションとりながらやっていくこと。
多様性のあるそれぞれの個や価値観を大切にしながら、解決策を見出したり、より幸せになる方法を考えたりしていくこと。
私ができているかどうかは棚に上げてますが💦
で、今日の結論。
今回のM氏の発言に関する一連の出来事は、上記の価値観を大事にしていくために、私たちの中にある「無意識の」差別感覚や決めつけ、思い込みのようなものを、それぞれが自分の立場で心に問い直す、見つめ直すいい機会なのではないかな、と私個人的には思っています。
ファッション 消費のあり方を考える
私は特に、ファッションにすごく興味があるわけでも、お洒落なわけでもありませんが、20代、30代でバリバリにキャリアウーマンの道を歩んでいた頃は、すぐに洋服ダンスの中がいっぱいになり、季節ごとに着ないお洋服を大量にゴミに出すという生活をしていました。
ゴミになる着ないお洋服の中には、デザインが古くなったものはありましたが、着古したものはほとんどなく、持っているものと同じようなデザインのもの、いいと思って買ったものの似合わなくて数回しか袖を通していないもの、試着せずに購入してサイズが合わなかったものなど、ちょっと気をつければ買わなくてすんだかもしれないものがほとんどでした。
まさに「大量購入の消費生活」の渦に巻き込まれていたのです。
ファッション業界は、実は、世界第2位の汚染産業と言われています。
国連貿易開発会議(UNKTAD)によるとファッション業界は毎年、930億立方メートルという、500万人のニーズを満たすのに十分な水を使用し、約50万トンものマイクロファイバー(石油300万バレルに相当)を海洋に投棄しています。炭素排出量を見ても、ファッション業界は国際航空業界と海運業界を足したものよりも多い量を排出しています。
ファストファッションのビジネスモデルは、まさに私が以前そうだったように、低価格な品揃えを頻繁に変えていくことで、消費者に頻繁な買い替えと廃棄を促すものになっていて、それがどんどん地球を汚すことになっている・・・のです。
それに気づいた私たち、わこサスのメンバー。
先日、「大人のお洋服交換会」というものを開催したのも、地球を大事にする消費のあり方を考えることに一石を投じたかったからなのです。
レジ袋とマイバッグ、どちらが環境負荷が少ないか?
2020年7月1日より、日本でもレジ袋の有料化が始まりました。スーパーやコンビニでレジ袋をもらうことがほとんどなくなりました。そのため、マイバッグを購入された方も多いのではないかと思います。
私は、環境保護の観点から、レジ袋の有料化には賛成派なのですが、どこからか
「マイバッグって環境負荷はどうなの?結局、レジ袋よりも負荷が高いじゃん」
みたいな意見を聞くこともありました。
綿や麻などの自然素材でできているならまだしも、確かに私が持っているレジ袋にはポリエステルでできているものもあるし、製造過程でもCO2の排出はレジ袋よりも多いかもしれない・・・・
そんな疑問が頭の中にずーっとひっかかっていました。
そして、たまたまですが、
昨年の夏に東京大学地域循環共生システム研究所の中谷先生のお話を聞く機会に恵まれ、このなぞが解明されすっきり!このコラムを読む方にも、シェアしようと思います。
まずは、マイバッグとレジ袋(それぞれ1枚)の環境負荷を考えてみます。
マイバッグ・・・ポリエステル 32g
レジ袋・・・・・PE(ポリエチレン)3g
で、原料生産、製造、輸送、廃棄(焼却)というライフサイクル(作るところから、消費者の手に渡って廃棄するところまで)において、
マイバッグのCO2排出量はレジ袋の50倍(!)だそうです。(グラフ1参照)
次に、マイバッグの使用する回数でレジ袋(毎回もらう)のと比較してみると、
1つのマイバッグを50回使うのと、レジ袋を毎回もらうのが、CO2排出量でほぼ同じ。
つまり、マイバッグは50回以上使わないと、かえって環境負荷を高めてしまうという結果となるそうです。(グラフ2参照)
毎日使ったとして、およそ2ヶ月。
2日に1回使ったとして、およそ4ヶ月。
3日に1回使ったとして、5〜6ヶ月。
私のお気に入りのマイバッグは、15年くらい使っているので、合格!
3日に1回買い物に行ったとして、1825枚分のレジ袋を削減してくれた計算になります。
破れたり穴が開いたりしていたのを、直して直して大切に使っています。
これからも、もっともっと活躍してもらおうと思っています。
ものを大事に使うことって、地球にも優しいということに繋がっている、ということを改めて実感!
今日もお読みくださり、ありがとうございました!